弘前市民会館 管理棟
           
              ■設計 前川國男
           photo by mirutake 2006.8



それは弘前公園の中にあります。

こんな樹木のプロムナードをくぐってゆくと、前方に水平な打放しコンクリートの固まりが見えてきます。





右手が弘前市民会館ホール棟で、左手が管理棟です。

コンクリートの駐車場にへばりついているようでした。













今も瑞々しい打放しコンクリート。

側面は杉板板目できれいにやっているのに、正面は仕上げ用でない型枠で荒々しくしている。





この窓下から犬走りに連なるレンガは不思議な感じだ。

大地への連続していく感じを出したかったのかも知れないと思う。









エントランスは低い天井に押さえて、2層吹き抜けの程良いスケール感にすっと導かれる。

吹き抜けに設けられた廊下に面して小会議室が並んでいる。

天井が深いブルーに塗られている。落ち着いた深い色だ。そこにきらめく星のように小型のダウンライトが散りばめられている。

手摺りが大きく、黒塗りだ。この大きさなら階下への広がりがないから不安感もない。現在のガラス手摺りの開放感とは大違い。

そして吹き抜け空間と一体で食堂が取られている。











エントランス導入部の低い天井の上が小食堂になっていて、小食堂がまた廊下より少し下げた高さに取られている。

気がついてみると、壁面と天井にはグリーンの色彩が付けられ、所々の壁は赤く塗られている。近代建築初期のスタイルというのだろうか。

また手摺りがとても大きな形で、怖さを守っているようになっているのだろう。現代のガラス手摺りで消す作り方とは対極にある。






この程良い大きさの吹き抜け空間に、小食堂が一体の空間として配されているのがとても心地よいものだった。

食堂には常連さんが「いつものあれね」という感じて来ていた。

程良い広がりと落ち着きを与えてくれる食堂だった。



この食堂から隣の市民会館が見える。

深い柱型に嵌め込まれた縦長の窓というところが時代を感じさせる。


                                    mirutake  061111




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