上野の森 国際子ども図書館 見てきました。



 外観正面

 ガラスの箱の玄関を通って、黒い階段を登る。3階ラウンジ

 明るい外部のようなガラスの箱が、既存建物に付け加えられているラウンジにでる。
既存建物の白いレンガの外壁や、古い木製のガラス開口部が鑑賞できるようになっている。この続きの展示室に入る。



  3階本のミュージアム



 中に入ると足元が暗い感じがする。天井は真っ白な漆喰彫刻だ。
大きな円形の家具が二つ置かれている。ここに置きタイプのケースに手元照明で世界各国の絵本が飾ってある。家具の壁面にはいろんなタペストリーなどが張り付けられていて、何か落ち着かない。円形家具の内部も同展示仕方になっている。そしてこの円形家具の上部に照明が仕込まれていて、天井の漆喰による円形模様が明るく照らしだされている。屈強な守衛が睨みを効かしている。

 2階開架書庫(第二資料室)

やはり天井が明るく照明され、書棚が濃いこげ茶に染め上げられ、床も同様の押さえた配色で落ち着いた感じ。柱が室内にでていることで空間が集中した感じがする。結構いいもんだなーと感ずる。利用者カードの作成を勧められる。



 1階 子どものへや

隠れんぼできそう
 

ここに入った時、その明るさに大変な開放感を味わった。今まで見てきたものが重圧な暗い感じを持っていたからだと思う。ここには様式の無い抽象空間になっている。その最大の演出は天井の均質照明化だ。ここでは子供達に騒いでもいいんだよと言っているように思えてならなかった。実際ざわざわざわざわと軽快な話し声がたえまなく聞こえていた。司書とおぼしき女性が使い方を説明している声が聞こえた。ここはこの館で一番明るくて一番「きれいな部屋」になりました。そういっていましたね。


 この隣の 1階世界を知るへや

ここはうって変って暗い落ち付いた感じを出そうとしている。


 中庭

ここにでたら子供の姉妹が、カーテンウォール前の犬走りで、ジャンケンドンをしていましたね。なんたって外ですから自由にやりましょう。つくづくそう思いました。こういう感じは、室内では屈強な守衛が幅を利かし過ぎている感じからきていますね。




 ところで「子どものへや」の天井全体の均質照明化はtime's1の地下トイレへの廊下での均質照明天井が、その上部の廊下の露地裏的暗さとの対比で、大いに開放感と驚きを与えてくれたことを思い出しました。今回も「子どものへや」に入った途端、大変な開放感を味わいました。暗いところから明るいところへと言う対比を、今回は様式建築空間から抽象建築空間へと言う軽さへむかって、手を触れられ無い展示室から、自分で取っていい開架書庫へと言う=開放感の演出に使われたことは明確に感じるところです。そして大変に低い天井高も、ここが子供達用にしつらえた場所であることを、小さな円形家具と共に示されていると感じました。この建築にも、一般の人とのそしてここでは子供達への高度な関係を求めた作家の意志を感じます。この建物は全体が大きいし、様式建築と現代建築の責めぎ合いが繁雑な感も有りますが、「子どものへや」の均質照明天井は、この館全体の明るさと暗さの対比的構成から、一気な集中表現の演出のになっていると思いました。
 現在、子供達の置かれている状況を思う時、このデザインがどんなに迂遠に思われても、これが建築にできる優しさなのだと、自分自身にも言い聞かせている。迂遠な密度こそが建築と言うことか。











 それにしてもこういう作家と一般の人との関係として、私が取り出してきたものは一体なんなのかと思うのです。
単に私の恣意かと言う気がしないのでも無いのですが、立ち会った時の体験があまりに鮮烈です。現場で感激を味わっているのです。その確からしさを手がかりに、書いて行こうと続けてきました。高度消費時代は、消費者すなわち一般の人との接点でしか高度消費は起こらないことを示しています。このこと=この時代と作家達の切り結んだ表現がこの体験の感激を作っているように思うのです。今までにない、表現の場所、非知識、非様式、非形態主義、体験で感じる一般の人との高度な接点での建築の主題化と思うのです。


身体の直接性
 葛西臨海公園展望広場 見つめ合う内外の人と人
 法隆寺宝物館 ケースや照明を感じない宝物との直接性
 Hスタイル スキップしてしまう踏面の大きい階段
 大田区休養村とうぶ なだらかな敷地に添うなだらかに下る廊下
 飯田橋ファースト 空に飛び出す表現のEVホール
 せんだいメディアテーク 廊下と室が連続した新しい空間構成

体験空間構成
 time's1 露地空間から均質照明=衛生空間への解放感
 国際子供図書館 展示図書から開架図書への解放感の演出
 京都駅 大小南北階段多様な広場
 東京国際フォーラム ガラス棟内部の都市性
 古河総合公園飲食施設 人ごみの中に消えてしまう建築

ぬいぐるみから建築へ
 地下鉄大江戸線飯田橋駅 ディズニー的張りぼての建築化





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