ガラスホール棟の内部は中庭とは違って、人通りが非常に少ないですから、落ち付いてぶらぶらできます。いつ行っても、それは散策というにふさわしい落ち着きのある場になっていると思う。
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屋根を支える竜骨。ガラス面を支える水平梁が見える。)
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吹き抜けを横切ってブリッジが視える。)
( 足元から真下を覗けるガラス手すりの場所が2ヶ所ある。特にここは、足がすくむ。床もガラスなのだから当たり前か。右手は中庭側の大ガラスにそって降る斜路。)
中庭ではケヤキ並木がぶらぶら散策の相手ですが、ガラス棟ではケヤキに変わって建築部品が相手になってくれます。
ガラス棟屋根をおおげさに支える竜骨。
それを支える大きくても細い2本の鉄骨柱。
中庭に面する巨大ガラス開口を支えるテンションワイヤーのサッシュの林立。
そこに斜めに掛かる斜路と、それに4本掛かる空中通路=ブリッジ。
etc
これらの人工物は散策者の視界にしっかりと入り込んでくる。
あたかも中庭のケヤキのざわめきが散策者をいやすように、アルミやスチールやの線材が、高密度都市の先端の場を演出しています。
では十分に
堪能してください。