明確な用途を持たない室内公共空間は、公園となる。






 これをガラスホール内部から望む視角がまたなかなか得難い。
中庭は一階で、ガラスホールの案内所の有るのが地下1階、その下に地下2階の催し物ホールが見える。(いつも真っ暗で照明が付いていないことが多い。)これらの全体を包むのがガラスホールの巨大な吹き抜けだ。
  このダイナミックな中庭の見れる構成は、高度に集積する都市空間の構成を見せられているようだ。



  ガラスホールの巨大な上方を眺めると、その白い構造架構は宇宙的な感覚がする。
この巨大さの感覚は、音場感によってももたらされている。声を発すると反射音が長く尾を引いていく。空間が深くゆったりした感覚に包まれる。こういう感じは中庭の街の雑踏とケヤキの風のざわめきから、巨大な室内空間=日本ではあまり体験できない教会建築の内部に入ったような、音場と言うことだと思う。お風呂屋さんを巨大にし、静かにした感じかもしれない。



  この巨大空間にたたずむと、上部の構造架構に=海底から眺める船底の形を思い付く。
すると中庭が光のあたった海底で、いつも暗い地下二階の催し物ホールは深海を思わせる。中庭を行く人々をぼんやり眺めていると、あたかも海中のなかで海草や魚がうごめいているかのような錯覚を抱かせる。





  このガラスホール棟は使われ方として、各会議やイベントホールと緊密な関係を持たない構成になっている為に、このスペースは無目的に散策する場と言うことに成っている。・・・・・公園を散策するような。
  そうこれは都市的スケールの巨大室内公園というにふさわしい、新しい都市空間の誕生なのです



  ガラスホール棟の内部は中庭とは違って、人口密度が大変に低いから、いつ行っても、落ち着いた得難い散策の場になっているとおもう。
  この都市室内公園=ガラスホール棟は、通常の公園のように埴栽や池やと言ったものを見せるわけではなく、デッキを上がったり下がったりすることで、建築の構成そのものを見せたり、建築空間体験そのものをすることになる。
  だからこの都市室内公園は「建築ランド」と言うことになっているのです。




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 ガラス棟上部へ  

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